睡眠不足は健康にも美容にも悪いです。
『そんなの知ってるよ!』『忙しいんだよ!』
と、いうのはわかるのですが、やっぱりなんとかしないといけないですよね。
この記事を読むと、睡眠時間を確保するために、色々な努力をしようとするでしょう。
毎日30%増しで老ける?
実際にお肌や髪に良い影響がないといっても、どの程度で良くないのかわからないと、具体的なイメージができずに真剣に解決しようとできないはずです。
そんな時にこのような論文を見つけました。
良い睡眠をした人は睡眠不足の人と比べて、皮膚のバリアーが30%多くあった。
引用元:Does poor sleep quality affect skin ageing?
この論文では5時間以下を睡眠不足としていて、良い睡眠に人を7~9時間としているようです。
そしてこの論文によると、睡眠不足の人は、良い睡眠の人に比べて紫外線のバリアが30%も低くなるようです。
睡眠不足だと30%も紫外線からのバリアが低いということは、9日経つと良い睡眠の人に比べて、約1日分多く紫外線を浴びるという計算になります。
歳を重ねるごとに差が出てくる
グラフで見るとこうなります。
たった9日間だけで、これほどの差ができてしまうんです。
つまり1年経つと50日分。
5年も経てば、睡眠の良い同い年と比べて、およそ1歳も老けるということになります。
また睡眠は成長ホルモンを出すために必要なことです。
この成長ホルモンは髪や肌に影響を与えます。
もちろん人によって様々な生活習慣や、遺伝の違いがあり、こんなに単純な計算では測れないものです。
しかし後回しにすればするほど、そのダメージは蓄積されて取り返せないところまで進んでしまいます。
睡眠の質を簡単に上げる3つの方法
ではどのように睡眠の質をあげたら良いでしょうか?
- 寝る前にスマホを見ない
- 寝る前に軽い運動をする
- シャッフル睡眠法
寝る前にスマホを見ない
見ちゃいますよねスマホ。
スマホって常に手を伸ばせるところに置いてあるから、ついつい手に取ってしまうんですよね。
だから対策として寝るときは、手に届かない範囲に置く。
ベッドや布団から起きて取りに行かないと、取れないところに置くというのが一つの解決策です。
寝る前に軽い運動をする
人は体温が下がると眠くなるようです。
映画などで雪山で遭難して、同行者が寝そうになると『寝たら死ぬぞ!』と起こすシーンがあります。
あれは体温が下がると眠くなるからなんですね。
だから寝る前に軽いエクササイズをして体温を上げる。
そして時間が経つと体温が下がり眠くなるという仕組みです。
シャッフル睡眠法
カナダの学者が考案したとされるシャッフル睡眠法です。
やり方は何か一つの言葉をイメージします。
例えば『ひつじ』
そうしたら『ひ』から始まる言葉をイメージを連想します。
『火』パチパチと日が燃えているイメージ。
『ヒマワリ』夏の青い空の名からヒマワリ畑で、ヒマワリが風になびいているイメージ。
次に『つ』その次に『じ』という具合。
原理は人は理屈を考えている間は眠れないからだそうです。
つまり思考をシャッフルする。トランプを切るようにかき混ぜることで眠くなるようです。
時間や労力を使わなくてもできることは色々あります。
小さなことでも良いので、睡眠の質を上げるためにできることからやってみましょう。